守山 Moriyama

妖艶な命の輝き

07守山-ホタル京都、大阪のベットタウンとして発展を続ける守山市。快適な住空間は宿場町の風情と琵琶湖という水の恵みがある。さらに期間限定ではあるが、町中でホタル観賞ができるというではないか。夜の帳が下りるとアルコールを注入する旅人も、ホタル魅力には叶わない。

宿のフロント係に飛翔情報をうかがってみると、「昨日も、○○小学校の近くの小川にたくさん飛んでいました」と、終盤に差しかかっているとだけに、まさに光明としかいいようがない。こうして宿から再び車で駅へ向かうが、とてもホタル見物とは07守山-飛翔かけ離れた行程ではないか。駅を背にして銀座商店街を歩くこと7分。その一角に、ホタルステーションと呼ぶにふさわしい相談所が特設されている。ボランティア有志によって、ポイントなどを紹介してくれているのは、実にありがたい。各ポイントごとに飛翔数が掲示されていたが、昨日に比べて一挙にその数が減っている。そこで一番期待できる三津川のポイントを目指していく。5分ともかからない距離だ。

小川には水生植物が生い茂っていて川自体の雰囲気は抜群。見学者からの歓声が上がっている。川に架かる橋がポイントになっており、数こそは少ないが30匹程度のホタルが乱舞しているではないか。右に目を移せば住宅が軒を連ね、左にやればバス通り。このギャップはたまらない。こんなに町中にホタルを愛でることができる。今の日本は、季節の風物詩を感じることができなくなっているので、守山市民が羨ましくなってしまう。
これまではただ、ホタルを眺めるだけだが、今回は取材目的。それだけに三脚片手に橋の一角を陣取り、ホタル撮影。一夜漬けの撮影テクニックは、現場に通じず、ピントを合わせるだけで一苦労。しかもポツポツと梅雨の使者が天から降り注ぐ。悪戦苦闘を続けること1時間。仕上がった写真の評価は、もちろん読者の皆さんに委ねたい。

期待が大きかっただけに、やや肩を落としての凱旋となった。再び相談所の前を通ると、昨日のアマチュアカメラマンと間違えたらしく、「2日連続でご苦労さま」とボランティアの1人が声を掛けてきた。そういえば三脚持参の見学者は旅人1人だったことも影響していたかもしれない。「よく似ていたから、ご免ね。それでいい写真撮れました?」と尋ねてきた。明日、帰京しなければならないことを告げると、「それじゃ、秘密のポイントを教えてあげる」とうれしいことをいってくれる。住居と住居の細い小径を入ったところ。あたりは真っ暗で、ホタル観賞にはもってこいの07守山-宿場所。「この雨じゃ、やっぱり少ないな」といいながら、手を打ちながらホタルの飛翔を勢いづけてくれる。
残念ながら、ここも期待以上の数を見ることはできなかったが、たった1人のためにポイントを教えてくれる気づかいは、ホタルの光と遜色ない魅力が備わっている。町を歩いている時に、学生さんの帰宅を見守るボランティアの方々多いこと。こうして町ぐるみでわが町を見守る姿勢こそ、守山がベッドタウンとして発展していることにつながっているだろう。

この町のおすすめショップ

人と人との結びつき
【メガネのムラタ】


07守山-ムラタ1それにしても、今回の旅は特別な思い出ができた。出会いによって生まれる不思議な縁だ。初対面の人間に旅のお供まで買って出てくるのは、長らくこの企画を担当していても初めてのことだ。何故、これほどまでによくしてくれるのか、守山で二度目にお会いした村田さんにそれとなく尋ねてみた。
「一期一会ですから・・・」と、控えめに話してくれた。
ご存じのとおり茶道に由来することわざであるが、言うが易し、実践するにはなかなか難しい。生活を送る上で欠かせない要素であり、商売を生業とするならなおさら求められることを改めて感じてしまう。初めて来店されたユーザーが、その時購入しなくても、再来店してくれるような店づくりを念頭に置いているからだ。メガネはより身近な存在になってきているが、まだまだ壁は存在するのも事実。壁を取り払うことで、その先にある快適で、楽しきアイウェアの世界を届けたいとの思いが伝わってくるようだ。
もう少し村田さんについて触れておかなければならない。それが有志によって自然発生的に商店街や駅のホームの清掃活動を開始。メンバーを募集するわけでもないが、その姿を目にした人も加わり、輪が大きくなっており、その思いすらメガネづくり込められているようだ。
またメガネのムラタでは、地産地消にも目を向ける。メガネ店でありながら、地元農家とタッグを組んで店の軒先で朝穫れ野菜を販売。もちろん、これは商売抜き。新鮮野菜で元気になって欲しい、地元農家が元気になって欲しいという、いわば活力の連鎖。メガネを買わなくても、気軽に店に入ってお茶だけでも楽しめるような店でありたいという願いであり、ショップを核とした地元のコミュニケーションづくりをしたいという気持ちだ。
話はいつの間にか業界の話題に触れて、加盟するサンクス会、そしてメガネ業界の将来像を熱く語り出す。業界の行く末を案じるのは、メガネに対する熱き思いであり、広くメガネ業界を見つめているのは、より多くの人たちによいメガネとは何か、信頼されるメガネショップとはどうあるべきかを深く追求していることであり、快適なビジョンと装う楽しさを伝えたいという思いの表れだろう。
取材中、大型バイクに跨ったライダーが来店する。接客の雰囲気から初めの来店であることがわかる。お目当てはオークリー。きっとツボにはまったコンサルティングだったのだろう。1時間もかからずに度付きサングラスを購入する。満足度は表情を見るまでもない。店から去る時に届いた心地よいエキゾーストノートは、ユーザーが満足した心の声に聞こえた。

SHOP DATA

07守山-村田マネ07守山-ムラタ2メガネのムラタ 守山中央店
住所:守山市播磨田町3127
TEL:077-582-1333
FAX:077-583-8777
営業時間:9:00〜20:00
定休日:水曜日
HPアドレス:
www.megane-murata.com

取扱ブランド
オークリー、フォーナインズ、ジャポニスム、ソリッドブルー、ハスキーノイズ、ポールスミスなど


メガネのムラタ 総括マネージャーの村田和也さん(左)。「安心、それが私達のテーマです。メガネづくりはもちろん、『あんたに任せれば安心や』と思っていただける人柄の安心感もテーマです。人情味溢れる存在のメガネ屋でありたいと思っています」と話す

オークリージャパンから厳選されたショップに与えられる、オークリープレミアムディーラー(OPD)でもある同店には、写真(右)のようなお宝アイテムも。ユーザーからの貸与もあるだけに、信頼の高さがうかがえる

我こそショップ応援団!

07守山-岡フューチャーダイニング
代表取締役 岡 義隆

「そろそろお昼時ですね。美味しいイタリアンがありますから食事でもしましょう」と村田さんに誘われて着いた先が、CAFE PREGO。実はこの店のオーナーシェフが、メガネのムラタのショップ応援団の1人として登場いただく方だった。席に着いて暫く待つと、オーナーの岡 義隆さんが店に入ってくる。よい食材を美味しい料理に仕上げることに目覚めてしまった雰囲気を感じさせる、生き生きとした表情が印象的。
岡さん自身、メガネのムラタに特別な思いがあるという。それは初めて立ち上げた店が、メガネのムラタ守山中央店と同じテナントとして営業していたから。
「村田社長からは、いろいろなことを学ばせていただきました。毎朝、誰よりも早く店に入り、駐車場の隅々まで掃除されている。その姿はもちろん、接客の心得などをうかがっていくうちに、ここまで徹底しないといけないなんだと考えさせてくれました。勝手なんですが、商売の師匠だと思っているんです」
メガネは中学生の頃から掛けはじめていただけに、同じビルにメガネ店があったのも、これまた縁ということなのか。メガネ歴もそれなりに長いだけに、メガネのムラタでお世話になった時、「今までのメガネはサギにあったようです」と岡さん。あまりの温度差に驚いたという。「メガネはもちろん素人だから、自分からは上手く説明できませんよね。でもムラタさんは、何気なく言葉を交わす会話の中から、意をくみ取ってくれる。アフターサービスも充実しているから、一生お付き合いできるメガネショップであることを堂々と言えます」と信頼を寄せている。

楽しみ方はアナタ次第!
個性で選べるイタリアン PREGO

07守山-岡サラダ食材にこだわったイタリア料理のPREGO。個性の異なる3店舗で展開しているが、そのコンセプトは地産地消。生まれ育った土地で採れたものを食すことが身体によいという考え方からだ。地元の農家や養豚場と契約し、栄養価が高く安全な食材を、独自のアレンジによって仕上げる料理の数々は、やさしさき味わい。
今回おじゃました店は、普段使いできるカフェ PREGO(守山市)。契約農家と共に美味しい旬を提供し、新鮮野菜を気軽に食べられるカジュアル感がいい。栄養価の吸収を考えて作られたメニューや、オリジナルジュースも自家製。ランチメニューも選べるパスタは、迷ってしまうほど魅力的。しかも箸も添えられているところは、町の食堂といった雰囲気で、気兼ねなく食事を楽しめる。
1Fのダイニングのほか、2Fは80人収容のパーティーやイベントスペースとして利用でき、さらに3Fは20名までのプライベート会に利用できる個室を完備。
このCAFE PREGOだけでも様々な使い方できるが、大津市には琵琶湖を眺めながら特別な時間が刻める、アニバーサリーレストラン PREGO、そして栗東市にはナチュラルガーデンを眺めながら旬の野菜を楽しめる、菜園カフェレストラン PREGOの3店舗で展開している。

DATA
○CAFE PREGO
 守山市焔魔堂町236 TEL.077-582-8277
○anniversary restaurant PREGO
 大津市真野5-34-23 TEL.077-574-0001
○菜園カフェレストラン PREGO
 栗東市下鈎1147-6 TEL.077-553-7553

フューチャーダイニング www.prego-style.net