補聴器はポジティブに動き出す Feature Jun

ポジティブ補聴器プロジェクトが始動

ユーザー以外こそ補聴器の理解を

06特集-2ポジホ代表の大島厚志さん
オオシマ補聴器センターの
社長(秩父市熊木町7-6、
電話0494-23-3350)

当たり前のように補聴器を装用できる社会を作るための活動「ポジホ」は、そのコンテンツの一つとして補聴器のデコレーションを提案している。実際の補聴器ユーザーはもちろん、その家族たち、そして全く補聴器を知らない人たちへも広く呼びかけているとポジホ代表の大島厚志さんは話している。
「ユーザーは潜在的に補聴器を使っていることを隠したいと思っていて、一般の人の大多数の人は補聴器に気づいたとしても指摘しづらい。逆転の発想ではありませんが、デコレーションされて目立つ補聴器だったら『何それ?』って、コミュニケーションをするきっかけにもなったりするんです。一般的に補聴器に対するイメージは『あまり聞こえないだろう』とか、『聞き返されるのが面倒だ』とか、とにかくネガティブ。こういった状況なので、だんだん話しかけてくれなくなってしまうんです。でも、年配のユーザーは、もっと話したいと思っている人が多くて、寂しいと感じているんです。もちろんデコレーションによって、本人たちの意識も変わることが重要だと思いますが、それよりも周りの人たちのイメージを変えることが大
切なんです。一般の若い人でデコレーションしてみたいという方には無料でダミーを提供して好きなようにデコレーションしてもらいたいと思っているんです。まずは補聴器というものを知ってもらうことが第一歩。やはり周りの目が変わっていって、上手く補聴器のことがキチンと理解されることが必要なんです。そうなれば、例え、デコレーションをしていなくても『貴方も補聴器をしているんですね』となるはず。それこそ補聴器について、若い人からお年寄りまでが一緒になって話せるアクセサリーやファッションアイテムみたいな感覚の社会になることが理想的ですよね。でも、核家族化が進んでいたり、身近に補聴器を使っている人がいないから、補聴器を知らない人がほとんど。その補聴器を知るための入口、社会全体を巻き込むための入口として、補聴器のデコレーションを考えているんです。補聴器ユーザーではない人たちがデコレーションした補聴器を見て、面白そうだなとか、補聴器に興味を持ってもらいたいんです」
06特集-3
ポジホ ポジティブ補聴器プロジェクトwebサイト
www.pojiho.com/

きこえをアートする

装用することで快適な「きこえ」を提供する補聴器。本来、ポジティブなパワーを与えてくれるアイテムながらも、ネガティブなイメージから「見えない壁」が立ちはだかっている。それは誰の心にも存在しうる感情なのかも知れない。しかし、ほんの少し違った角度から見るだけで全く別の世界が垣間見えることもあるはず。今回は、様々なジャンルの第一線で活躍するアーティストたちが補聴器を「隠す」アイテムから「魅せる」アイテムへ変えるデコレーション・ヒアリングエイドの無限の可能性を提案。その出来映えは、まさに十人十色。さまざまな角度からデコレーションされた補聴器は、人目を惹くアイテム、いや、ド肝を抜くアイテムへと大変身させる。その作品の一部を紹介しよう。

06特集-4アーティスト名:yucachin’(ユカチン)
「ラグジュアリー&キュートな耳元」をコンセプトに、薔薇のしずくをイメージしたデザイン。つけたご本人に、鏡を見る度にカワイイ気持ちになってもらいたい。そして、補聴器を必要としない人からも、「可愛い!」だけでなく「自分もつけてみたい!」と思ってもらいたい。
プロフィール
1983年、大阪生まれ、東京都在住。イラストレーター。06年より本格的に作家活動を始動し、個人事務所『YUCACHIN’』を設立。主に女性をターゲットとした雑誌・書籍などの出版関係や、TV番組、待ち受け画面やきせかえなどのモバイルコンテンツ、iPhoneケースやサーフボードなどプロダクトのデザインなどを手がけている。6月にニューヨーク、六本木で同時開催の展覧会を予定している。
http://www.yucachin.com/


アーティスト名:KIYOMI06特集-5
コンセプトは、ジュエリーのような美しい装いと、補蝶器といったダジャレのコラボレーション作品。見せて楽しい、話のタネになるような補蝶器を作りたいと思いました。特に障がいの分野では色濃く、常に差別や偏見との闘いであると言っても過言ではありません。それは誰の心にも存在し、私の中にも起こる感情です。
しかし、いつもとほんの少し違った角度から見るだけで、全く別の世界に見える事もあるはずです。「個性」だと思えればもっと変わるはず。
プロフィール
東京生まれ東京育ち。Hair&Makeup artist。大学時代は沖縄で過ごした後、ヘアメイクアップアーティストを志し「LaMer hairmake school」で学ぶ。現在は様々なカメラマンとの交流や作品撮りに力を入れ、自身の可能性を模索中。
http://d.hatena.ne.jp/kiyomistery/

06特集-6アーティスト名:夜行戦車
閉じた心を開けるカギは他のダレでもなく、自分自身が持っている事を知ってほしいとの想いを込めて製作。素材も金や真鍮を使い、その人の持つ可能性を金で表現し、くすんだ色も自分が磨けばいくらでも輝く事を表しています。自分の可能性を自分自身で閉じてほしくない。自分次第で可能性はいくらでも開ける。それは自分次第、自分自身が鍵を持っているはず。
プロフィール
ソーシャル・アーティスト。2000年よりVJとして活動開始し、HIPHOPクラブシーンやVJシーンでも既存の価値観に囚われない常に新しい価値観を提案。まだ当時HIPHOPクラブシーンでVJが入る事珍しい時代から活動し、HIPHOP・VJのパイオニアとしても有名であり国内外で活動している。海外アーティストのVJや大手タバコメーカーや、携帯、車メーカーとのコラボレーションも多数している。Visual Jamを立ち上げ、VJシーンの活性化のために活動している。
http://social-artist.net

アーティスト名:Amy(エイミー)
「BE MINE」「24-7」「SMILE」をキーワードに「私の06特集-7ものになって!ずっとそばにいてくれたら私がHAPPYにしてあげるからね!」人生のパートナーとして自分(補聴器)もあなたが必要であり、そして一生守ってあげたいという強い思いを表現。お互いになくてはならない存在・生きていくために必要な存在というのは相手が補聴器であっても人間であっても同じ。皆1人では生きていけないし1人ぼっちでもない。あなたに関わる物や人もきっとあなたことを必要としているはず☆
プロフィール
シンガーソングライター。重度のアレルギーにより生死を彷徨った経験からポジティブ・生きるをテーマにアーティスト活動を開始。幼少期からクラシックピアノを学んだ経験を生かしシンガーソングライターとして勢力的にライブ活動を行い数々のイベントに出演。featボーカルとしても多数のアーティストのCDに参加。並行してボランティア団体「ポジティ部」を結成。多ジャンルのアーティストと共に施設の子供達へ人生の選択肢を増やすことを目的とした出張パフォーマンス〜チャリティーイベントのプロデュースなども手掛け、2010年、女性のポジティブライフ応援プロジェクトさらなる大きな発信のため[Cheer up☆Girls]を立ち上げる。
http://ameblo.jp/amyland/