
5本の指に入る桜は、石戸の蒲桜という。北本駅から約5km程度なので、ウォーキングの射程圏内だろう。石戸地区は駅前付近のベッドタウンと異なり、自然が色濃く残る丘陵地をなしている。
その蒲桜は東光寺境内にあった。大正11年に国の天然記念物に指定され、日本五大桜の一つに数えられている。やはりつぼみはまだ小さい。指定当時はかなりの巨木であったというが、今では1本幹と孫生えらしい2本の幹が残るだけ。だが江戸時代には、江戸市中でも評判は高く、渡辺崋山が描いた蒲桜は滝沢馬琴が著した「玄同方言」の随筆に載っている。
やはり桜は花が命なのかもしれないが、小さなお寺の境内にひっそりと佇むその姿は、観光地化された趣とはことなり、里山を彷彿とさせる景観と相まって、人それぞれに感じるものがあることだろう。またその聞き慣れぬ名も興味深い。一説によると、源の頼朝の異母弟にあたる源範頼にまつわる伝承が残され、その範頼は浜松にある蒲明神宮で育ったことから、蒲冠者、蒲殿と呼ばれていたからだ。しかも和名も「カバザクラ」といい、世界でただ一つの品種でもあるという。
ちなみに日本五大桜は、ここ蒲桜と三春の滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、狩宿の下馬桜(静岡県)、根尾谷の淡墨桜(岐阜県)をいう。今月号が出る頃はきっと満開を迎えているはず。旅人が一生懸命、灰をまいてきましたから・・・。

こちらは、北本を代表する? スイーツ。その名もトマト大福。トマトが名産といわれているらしいが、何でも入れればいいというものではない、という声が聞こえてきそうだが、このミスマッチが絶妙。はじめはトマトの酸味が口いっぱいに広がってがっかりしたが、口をモグモグしていると、餡とと絡んで、不思議な甘み。食わず嫌いはいけません。
2人の職人が生み出す匠の技
メガネの坂本

埼玉県東部中央に位置する北本市。JR北本駅駅前ロータリーにあるメガネの坂本は、いわゆる町のメガネ、時計店の趣だが、2人の職人による技に驚かされる。もっともメガネの坂本といえば、釣りの世界ではとても有名で、偏光グラスのプロショップとしてその名は全国レベル。しかも代表の坂本健博さんは、高校時代から釣りにはまって30有余年。そのうち20年間はJBトーナメントに参加するなど、いわゆるプロアングラーとして活躍してきた実績を持つ。その現場からフィードバックされたアイテムは、偏光グラスのオリジナルブランド「α−sight(アルファ・サイト)」として実を結び、偏光グラスというカテゴリーをしっかりと育て上げている。
いち小売店がオリジナルブランドを立ち上げる例はメガネ業界においては少数派だけに、その思いの強さが伝わってくる。アングラーとしての坂本さん自身が納得できるものを追い求め続けているコレクションは、立ち上げからすでに10周年を迎えていることからも、多くのアングラーに共感されていることを物語ってもいる。

有限会社坂本
住 所:北本市中央3-70
TEL:048-591-4202
FAX:048-591-8208
営業時間:10:00〜19:30
定休日:水曜日
取扱ブランド
α-Sight、ファクトリー900、モンキーフリップ、チタノス、コダックリドルなど
ブラックバスのトーナメンターとしても活躍していた坂本健博さん。現場をよく知る人だからこそ、オリジナルコレクションαーサイトの信頼はあつい
店長おすすめの一品
ファクトリー900とのコラボレーションモデル、α-Sight FS001は、サイドからの光を遮断するため本革仕様のフードを装備(下)、女性に人気のビッグサングラスのα-Sight 1371に写真ではわかりにくいが、ダブルグラデーションによる偏光レンズをセットしたモデル(上)
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