
人を惹きつける魅力には様々な要素があるが、心に染みわたってくるような清涼感を届けてくれる方といえば、ケイン・コスギさんを思い浮かべるのではないだろうか。いまや世界を舞台に活躍するアクションスターとして着実な歩みを続けている。その道はもう一つの母国、日本で決定づけられる。そして諦めない気持ちをも育んでいった。
「何が幸いするか本当にわかりません。仕事があまり無い頃、秋葉原の駅前に3on3のバスケットコートがあって、よく遊びに行っていたんです。そこである人と出会ったのですが、こんな巡り合わせが訪れるとは信じられませんでした。その人とは、サモ・ハン・キンポーの次男、ジミー・ハン。彼が日本にいたのもわずか2年で、たまたま携帯電話を買いに来て、待ち時間にこのコートに立ち寄り僕たちが英語を話しているのを見て仲間に入れてくれと声を掛けてきたんです!これも不思議としか言いようがありません。それでジャッキーさんが日本に来日したとき、ジミーが『アクションスターを目指しているのなら一緒に行こう』とジャッキーさんとの食事に誘ってくれたんです。緊張しましたか? もちろんです。神様みたいな人ですから。ジャッキーさんは、初めてにもかかわらず、『僕の映画を勉強しに来なさい』とまで言ってくれたんです。これらは偶然かもしれませんが、諦めてはいけないということを教わったと思います。常にポジティブで行こう、と。仕事が上手く行かないときは何らかの理由がある。アクションでケガをしてしまえば、どこかに弱い部分があるからもっと鍛えなさいというメッセージだと。日本での出会いを通じて前向きに考えられるようになったんです」

実は、ケインさんは視力が悪い。普段はコンタクトレンズを使用してるが、家に戻ればメガネに掛け替える。リラックスできるシーンにメガネは欠かせない存在になっているが、もう一つメガネの効用があった。
「元々恥ずかしがり屋なんです。だから素顔のまま外に出るより、メガネを掛けた方が安心するんです。キャップもよく被るのですが、その効果は圧倒的にメガネの方が上ですね。その存在が目立つだけに子どもの頃は嫌いだったけど、今ではそれが逆に作

用しているということです。アメリカの場合は周囲の目を気にせずサングラスを掛けることができますが、日本での受け入れ方はそこまでいっていないようです。その代わりに、日本ではダテメガネが活躍しているんです」
全文は是非、本誌でお楽しみください。
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けいん こすぎ
1974年10月11日、アメリカで生まれる。父ショー・コスギに1歳半から武道を習い始め、その種目は日本空手、剣道、柔道、古武道、テコンドー、中国武術など多岐にわたる。またアメリカンフットボール、バスケットボール、水泳、器械体操、スカイダイビング、スノーボード、ゴルフを得意とし、「筋肉番付」で見せた抜群の身体能力で人気を博す。05年、ブルース・リーやアーノルド・シュワルツェネガーを手がけたハリウッドの三大エージェントICM元代表をマネージャーに迎え、本格的にハリウッドに進出。07年には映画「DOA(デッド・オア・アライブ)」の準主役としてハリウッドデビューを飾り、ハリウッド映画第2作目では、ジェット・リー、ジェイスン・ステイサムのダブル主演の話題作「ローグ アサシン」に出演し、ジェット・リーと直接対決した。08年春に香港映画「COWEB」、09年韓国映画「TIMELESS」、10年中国映画「蔡李佛」とアジアにも立て続けに進出し、12年には日・米・韓・香港合作の主演映画が決定するなど、世界を舞台にした活躍を続けている。
オフィシャルホームページ http://www.kanekosugi.com
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