
情報のおよそ8割が目から入ってくるといわれている。目の大切さは誰もが知っているが、大方の視力は意識せずとも備わってくるという感覚を持つだけに、ある意味軽視されていることも否定できないだろう。
その大切な目の機能。これには世代間に差があるはずもなく、しかも子供たちにおいて学業が最も重要な要素であることは、受験対策の低年齢化を見れば明らか。「学業と視覚」は実に密接な関係であるにも関わらず、こういった研究が我が国ではあまり盛んに行われてはいない。しかし一人の日本人オプトメトリストによって広がりつつある。それが内藤貴雄さん。米国でドクター・オブ・オプトメトリー(O.D.)の資格を得た、我が国におけるビジョントレーニングの第1人者だ。
「学校での勉強は、ほとんどが目を介しておこなわれます。そうであれば視力だけでなく、両眼の協調性とか、ピント合わせ、目の動き方などの問題が学業に影響することは明白です。本を読むとき行を飛ばしてしまったり、板書がうまくできなかったり、漢字のへんやつくりが理解できなかったり…」
「さらに、驚かれるかも知れませんが、ものを見ることは身体感覚に極めて直結しているのです。身体認識の低い子どもは、見ることも上手くできない場合があるということ。視力が良く、両眼視にも問題がなくても、この問題が見ることに影響を与えるケースも少なくないんです。つまりビジョン-視覚とは眼球だけのことを指しているのではないのです」
つまり、視力補正、また医療的な治療でも改善できない、エアーポケットのような存在があることに気づかされる。
すでにこの隙間を埋めるため、オプトメトリスト制度が整備されている諸外国では、オプトメトリストと小児科、作業療法士、理学療法士などが協力体制にあるという。我が国にオプトメトリー制度はない。だが見ることに国境という存在があっていいわけがなく、内藤さんは眼鏡店を経営する一方で「特別視機能研究所」を設立し、ビジョントレーニングの実践と理解を深めてもらう活動を続けている。
小誌を発行してまだ日が浅い頃、内藤O.D.にはビジョントレーニングについて長らく連載をいただいていた。実はこの頃に気になる一言があった。「赤ちゃんのハイハイが十分でないと視力にも影響が出る可能性がある」という話。今回の特集のきっかけの一つなっていることは言うまでもない。
「目、つまり視覚と三半規管、さらに固有受容というからだの動きのセンサーは『三位一体』となって、私たちが地球上でうまく立ち回れるよう影で支えてくれる土台なんです。この土台により、見たり、聞いたり、文字を書いたりという、いわゆる『読み書きそろばん』の基礎が形成されるのです。視力はもちろん重要ですが、こういった目やからだを使う感覚を磨くことが、実は発達時期にはとてつもなく大事。ちなみに、この‘三位一体’は赤ちゃんのハイハイの時期に形成されていくのですが、小中学生になってからでも、ハイハイのようなからだの動きを練習することにより、もう一度組み立て直すことも可能なんです」
身体を動かし本が読めた
すでにビジョントレーニングを開始して20年。内藤さんはこの間、多くの著書も上梓している。ここにもそのトレーニングの実際が紹介されているが、それは目だけの訓練に偏ったものではない。その一例を紹介してみたい。
「きちんとした理念に基づいて身体を動かすのですが、繰り返し続けていくと、ここに通うお子さんのお母さんがビックリされて『うちの子が本を読めるようになりました』と大変喜んでいただきました。トレーニングでは一切、本の読み書きを勉強させるわけではないのです。見ることは眼球の仕事だけではないということ。このことを多くの人たちに知っていただきたいと思います。オーストラリアの小学校ではからだを動かすビジョントレーニングを授業に取り入れているところもあるんです。机に向

かってアルファベットを覚えることだけが勉強ではありません。まずは見る力の土台を養い、これが学びの入り口となり、苦なくスムースに目から色々な情報を取り入れるようにしようという考え方です」
これが視力だけでは語れない「見る力」に秘められた要素でもある。ここで改めて視力と視覚の違いを伺うと「視力は網膜でいうわずか数パーセントの中心窩といわれる機能を指し、ものが何であるかを教えてくれますが、そのものにどう関わるかを教えてくれるのかが視覚なんです」。
「特別視機能研究所」
www.menosaite.com
目の使い方を楽しく教える目の塾「シンキングスクール」
www.thinking-school.jp
視力補正に欠かせないメガネはある意味、ジュニアにこそ欠かせない存在である。視力の大切さに世代を問うことはできず、それはアイファッションという面でも同じ。メガネがおしゃれアイテムになったいま、キッズ、ジュニアフレームにもその流れはしっかりと押し寄せている。それは親が選ぶメガネから、子供たち自らが楽しく選び、そして装うアイファッションというスタイル。もはやそこにマイナスイメージは微塵もない。ファッションに合わせるのも、機能で選ぶもよし。そんなジュニアフレームの今を届けたい。
lafont

繊細なフレンチデザインとカラーのラフォンは、コレクションが持つ個性は装う人のオリジナリティを映し出す。幅広いラインナップで展開し、それぞれに魅力が備わっているが、ジュニアコレクションにも細部にわたるディテールへのこだわりはしっかりと受け継がれている。海外の繊細なデザイン、カラーテイストはジュニアの感性まで育んでいくようだ。
www.iwakioptic.co.jp
J.F.REY

アセテート生地の独特なカッティングやメタルとのコンビネーションで3次元な奥行きと空間を持ち、芸術的で遊び心溢れるコレクションの「J.F.REY」ブランドのデザインをそのままに子ども達にもその感動を、とのテーマのもと、KIDSが登場。J.F.REYやBOZのデザインを活かしたモデルや新たにKIDSフレームのみのモデルなど、遊び心いっぱいで見ているだけで楽しくなれる。
www.jfrey.jp
KAMURO

KAMUROから発売されたジュニア用は、単なるダウンサイズでなく、ジュニアのファッション、そして機能を十分に考慮したモデル。親子で楽しむことができるのもうれしい。
www.kamuro-net.co.jp
KOOKI kids

ハイブリッドとは2つ以上の機能を組み合わせ一つの目的を成すものだが、キッズ用ハイブリッドはメタルとプラスチック素材の優れた機能を持たせ、今よりもっと快適なキッズ用フレームという開発コンセプトのもとに生まれたもの。
www.masunaga1905.jp
BLUE CROSS、mezzo piano

ナルミヤインターナショナルが展開する人気ブランド「mezzo piano」「BLUE CROSS」両ブランドによる子供用メガネが誕生。これはメガネを掛けることが消極的な子供たちに、メガネ選びから楽しむことができ、また親も掛けさせたくなるメガネ作りを目指したもの。もちろんメガネとして、そして子供用にふさわしい機能が凝縮されている。
その一つが、瞳までの理想的な距離12mmをキープする機能。特殊な二重構造の先セルが適切なポジションを維持し、テンプルの長さも成長に合わせて5段階の調節が可能。肌にあたる部分はエストラマー素材を使用。またフロントデザインは大人用でも人気の高いデザインを採用し、幼すぎない雰囲気が子供にピッタリ。さらにハートやリボン、ドクロなどブランドを象徴するようなモチーフが施されているほか、専用メガネケース、レンズクロスでも楽しめる。
www.planet60.jp
Eye'DJ

Eye'DCのジュニア向けとして、7歳から12歳をターゲットに作られた「Eye'DJ」。本家同様、立体的なビジュアルやNXT素材をフレームとして採用するなど常に新しいことにチャレンジするデザイン性は、掛けている本人だけでなく、見ている人の心を弾ませてくれるフレームとなっている。
www.turandot.jp
Super memory21

型くずれしにくい素材として知られる形状記憶合金だが、その上をいく新超弾性記憶合金を採用し、驚異の復元力で人気のシリーズが、スーパーメモリー21。その新素材をフレームに負荷がかかる部分に採用し、掛け外しはもちろん、日常生活のアクシデントにも耐えられるタフなコレクションとなっている。しなやかな掛け心地とも相まって幅広い層から支持を得ているが、掛け外しを頻繁に繰り返す学生や、乱暴に扱いやすい子供には特におすすめしたい機能といえるだろう。
606、607はブリッジ部を従来のアルミ合金からその弾性に近いNT合金に仕様変更することでメッキの強化と力学バランスを改善。テンプルの弾性金属部はポリオレフィンチューブで包むことにより、装着時に金属部が直接肌に当たることがない。
www.glassespartner.com
Happy Kids

素材の特性を最大限に活用して作られた形状安定、超軽量高弾力性を持つオールβチタンフレーム。ブリッジにはβチタン系の超弾性素材のBSチタンを採用することでさらに衝撃吸収効果がアップ。活発な子供の動きにもズレを防ぐため、モダン先端にはデザイン化して装着。子供らしいかわいらしさと機能を兼ね備えたコレクションとなっている。
横江眼鏡 TEL.052-452-2530
SEIKO KODOMONOKUNI

安全性と頑丈さを追求したジュニア用フレーム、セイコーこどものくに。そのジュニア用に欠かせない機能に加え、子供らしい可愛いデザインを追求。各部に強度を持たせた安全性はもちろん、デザイン面でも子供の顔にフィットするカーブを施し快適なフィット性を実現。また38〜49mmまで揃う幅広いサイズ展開しているほか、スペアパーツの充実、肌にやさしい素材を使用するなど、至れり尽くせりの仕様がうれしい。もちろん子供が喜ぶカラーリングも特徴になっている。
www.seiko-opt.co.jp
swissflex kids

ジョイント部はネジ及び金属を使わない、はめ込み式のクリップ構造。フレーム素材は肌にやさしいアレルギーフリー。イヤーピースはFDAの承認を受けた感温性プラスチックラバーを採用し、掛けているうちに自然に耳になじみ、掛けていることを忘れてしまうような素肌感覚のフィット感で、小さな子供でも嫌がらずに装用することができる。フレームカラーは9色、レンズフォームは16タイプ。レンズサイズは最小38〜最大48mmまで16タイプが揃っている。
swissflex.net
Airlist Jr.

子供用のメガネには、「急速な成長に対応できる豊富なサイズ展開」「全体にカドがないこと」「装用時の違和感がないこと」「低い鼻梁、発達した頬に対応できること」等々、さまざまな機能が要求される。そこでAirlistでは、フレキシブルで軽い素材の選択、特殊な固定構造、飛躍的なサイズ展開でこれを解決。
もうひとつ、子供用デザインのメガネには、重要なポイントがある。それは、子供が最初にかけるメガネであるということ。はじめてかけるメガネは、掛けることに楽しみがもてることがなにより重要。Airlistの多彩なシェイプ、56色というカラーバリエーション。お兄さんお姉さんがかけているかっこいいのと同じメガネ。「カッコイイ」「カワイイ」というのは、いまの子供にとって大事なキーワードとなっている。
www.vc.hoya.co.jp