自然が育む好奇心 Ken Tanaka

遊びから生まれる充実のアウトドアライフ

田中-3田中さんは現在、快適生活研究家として各種メディアを通して活動。本誌もサブタイトルに快適視生活マガジンを標榜するだけに、勝手に親近感を抱いていたが、あまり聞き慣れない言葉だけに、ストレートに聞いてみると、「単純に遊んでいるだけ。どんな遊びで楽しもうかということなんです」と笑い飛ばす。この大らかさも自然が育むものなのか。
「せっかくですからサイト内にテーブルをセットします」と田中さん。自然と向き合いながら活動している一人だけに、オープンエアーのインタビューは望むところ。

「モデル時代は遊びといえばディスコ。いわゆる都会的な遊びですね。そんな時、モデルの先輩、木村東吉さんに、キャンプに行かないかって誘ってくれたんです。ただ旅の目的自体はキャンプではなくて、山中湖1周マラソン。その宿泊が湖畔のキャンプでした。キャンプは初めてというと、寝袋だけ買って来いと言われ同行したんです。現地では木村さんが手際よく設営している姿に感心するばかり。食事もツーバーナーを使ってメキシコ料理のフルコース。食事が終われば焚き火を囲んで酒を飲む。ただ単にすごく楽しくて、これが究極の遊びなんだって感じたんです。都会には遊び仲間もたくさんいるけれど、見栄と上辺だけ。そんな人間関係にも辟易していたから新鮮に映ってしまったんです。翌朝、木村さんは朝早く起きてカヌーを楽しんでいる。その姿にも憧れ、都会の仕事はスパッと縁を切ることを決めました」
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これが田中さんが快適生活研究家を目指す第一歩となる。その後、レイドゴロワーズに参戦するが、体力の限界だからこそ感じることができた自然の尊さを胸に抱き、アウトドアライフを決定づけた。また北軽井沢にあるoutsideBASEというキャンプ場は、自身のプロデュースによるもの。自然に身を置いてこそ体感できる一瞬の自然美が待っている。
「自然は嘘をつきません。忙しさを理由にサボっていれば、無理なく上れる山登りがしんどくなる。カヌーに乗っていても、この間はキュッと鋭く曲がれたのに曲がることはできない。嘘をつかいないことと、誰にでも平等に接してくれるということなんです。山の頂上にでれば、絶景を満喫できます。例えば裕福な方ならヘリでも使って頂上を目指すことができ、そこからの眺めは同じ景色です。でも自分の足を使って登ってきた人と心に打つものがまったく違うものなんです。(笑)。でもアウトドアでは。お金持ちの人より僕の方が絶対に裕福な生活ができます。紅葉が終わると葉が地面に落ちてきますが、ベース内の樹木は唐松で地面がゴールド一色になるんです。朝、太陽の光が地面を照らす。しかも冬の時期は斜めから注ぎ込みますから、言葉で表現できないほどの美しさです。唐松は天に向かって真っ直ぐに伸びていく。この景色は神々しささえ感じられます」

自然を満喫できるゆとりのキャンプライフ
outsideBASE
田中ケンさんプロデュースによるoutsideBASEは、手つかずの自然の中に佇むキャンプ場で、1日25組までのキャンプサイトとゆとりのスペースで、思い思いのアウトドアライフが過ごせる隠れ家的スペース。しかも14棟ののコテージ・ヴィラが完備されているほか、露天風呂付きの温泉も楽しめる。トレッキングやクライミングなど、自然を堪能できるツアーも企画され、初心者からベテランまで楽しめるキャンプ場だ。
■住所:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢字鷹繋2032-2457
■TEL:予約センター=03-3306-4559、アウトサイドベース=0279-80-5061
■webサイト:outsidebase.com/