
演奏家といえば切っても切れないのが、楽器。プロの演奏家は当然のごとく自分の愛用する楽器を持っているが、ピアニストは他の演奏家とは違い、なかなか楽器をホールに持ち込むことは難しい。初めて訪れる会場のピアノで、いかに自分らしい演奏をすることができるか。華やかな世界に隠された現実であり、ピアニストはまさに孤高の演奏家でもある。
「自分が使っているピアノでコンサートをする方は、世界でもおそらく2、3人ぐらいだと思います。莫大な輸送費がかかってしまうんです。ですから、その場所にあるピアノを弾かなければなりませんが、楽器が替わっても、いかにして自分の音を表現できるかが大事なんです。リハーサルに十分な時間が取れればいいのですが、開演の数時間前に現地に到着することもあるので、やればやるほど、その大変さを実感していきます。歌手の方は喉を壊してしまわないよう、それほど長時間の練習はできませんが、私たちピアニストの場合、覚える音符の数も多いですし、練習時間はいくらあってもたりないぐらいなんです」
ピアニストとして、お客様に見られることも常に意識しなければならないだけに、ファッションは熊本さんにとっても欠かせない要素。ここにアイウェアという楽しみが加わり、装いを広げている。時代に合わせてお気に入りが替わっているようだが、アイウェアへの思いは変わらない。そして今、熊本さんの表情を彩るのがラフォン。
「海外にいたときに掛けていたメガネはパロマ・ピカソ。

デザインが好きでヨーロッパ各国で10本ぐらい購入しました。それからクリスチャン・ラクロワと、時代によってお気に入りのコレクションができてそればかり掛けていました。その後日本に戻り、今は何といってもラフォンですね。地元にある白金堂さんでお世話になっていますが、ラフォンの取り扱いが多くて、その世界を広く深く感じることができるんです。地元にこんなステキなお店があったなんてもっと早く出会っていればと悔やんでいるぐらい。
ラフォンはまず色がキレイ。もちろんデザインも。革を巻いたデザインや外側と内側が異なったカラーのコンビネーションがいいですね。パロマ・ピカソ熱も10年以上続いていましたが、きっとそれ以上のお気に入りになるでしょうね」
オフィシャルwebサイト
http://www.marikumamoto.com/
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