
サングラス姿が印象的な著名人を見渡してみると、まずミュージシャンを思い浮かべるのはごく自然なこと。ただしメンバー全員が着用しているグループを探すことは困難なだけに、全員着用の電撃ネットワークの異彩を物語る。「今日のお話をいただいて、サングラスを家から持ってこようとしたら、あるは、あるはで持ちきれないほど」と、バックから取り出し次から次へとサングラスをテーブルに置いていく。その姿はドラえもんの異次元ポケット、いやサングラスの打ち出の小槌といったところ。
1本1本手にしながら、サングラスを取り出し、しばらくぶりに再会したサングラスを手にしたときの感慨深げな表情は、実に優しげ。相当なサングラス好きであることが伝わってくる。サングラス好きを物語るものがある。それが自身の名を冠した、OWL(オウル)からリリースされているGYUZOモデルだ。
「プロトの段階から参加させていただきました。デザインやテンプルのカラーの組み合わせとか、わがままを言わせてもらって感謝です。本当はスプリングヒンジがあればベスト。何故かといえば、ステージ上で興奮してくると、片手でサングラスを外してしまうときがあるからなんです。ステージで使うのはもったいない? そうなんだけど、自分のサングラスがあるなんてうれしいじゃないですか。うちのメンバーも気に入ってくれて掛けてくれるし、ダンナ小柳はよく壊してしまうようで、その度に『ギュウちゃんOWL出しなさいよー』とおねだりしてくる」
インタビュー中にたくさんのサングラスを掛け替えてくれて、その時に見られる優しい眼差しが印象的だった。ギュウゾウさんにとってのサングラスは、装いや視界以上のフィルター効果がある。
「一般の方々なら理解していますが、業界でもまだサングラスは憂き目にあっているんですよ。サングラスを掛けて打ち合わせにいくと、『キミねぇー』って怒られたり。サングラスがあっての僕だから、人前でサングラスを外すことはないけれど、食事に行ったときや、夜はといえば当然、好奇な目にさらされてしまう。といって外してしまえば、『なんだ、普通の人じゃない』と言われる始末。僕が過激なのはステージの上だけですよ。だからサングラスは僕にとってのスイッチ役。戦闘モードに入ることができるんです。現実の世界にフィルターを掛けてくれる。サングラスはステージにおける正装なんです」
去年電撃ネットワークは結成20年を迎えた。20年というキャリアを人年齢にあてはめること自体無理がある。しかも身体を張ったパフォーマンスであるから、その負担はズシリとのしかかることだろう。だがギュウゾウさんはライブにこだわる。そこで生まれるエネルギーには、きっと限界がないからだろう。インタビューの締めくくりとして、ライブにかける思いを語っていただいた。
「感覚的に映像で見せるパフォーマンスは一発芸でもいいと思います。舞台で行うのも基本的に同じなんですが、きちんと台本があって、100、200回というショーをこなしていくんです。日本の方々は理解しにくいかと思いますが、ブロードウェイ方式にそって活動しているということ。台本もあって、投資家を集めてショーを行っています。きっと笑われてしまうと思いますが、キャッツとか同じ会場だったりするんです。
限界を求めるパフォーマンス集団という認識を持たれていると思いますが、僕はプロレスはスゴイなってつくづく感じているんです。何であそこまでするのかって。自分の限界を追求するスタイルは、他のメンバーにも負けたくないし、他のグ

ループにも負けたくない。僕たちのジャンルをこれからも確かなものにしていきたいですね。そうはいってもすでに20年、ここまでやってきたから、キツイよなーというのも本音(笑)。でもライブだとそれを超えてしまうから止められない。電撃のショーが何故面白いのかって考えたとき、受動的でなくて、能動的だからと思うんです。リアクションを見ながら次に行くのでなく、自分たちから行って、『どうですか、お客さん!』。これが僕らのスタイルなんです。僕たちもリアクションは使いますが、ある意味プロレスラーと似ているかもしれません。
おかげさまで今年も海外からのオファーが届いております。ただ年齢的にこれまでどおりの力でグイグイと引っ張り、押していくショーができるかは未知数ですが、今だからこそできるパフォーマンスでお楽しみいただけたらうれしいです。これまで余りにもやりすぎたものだから、東京でライブを行うことができなかったんです。僕らもいい歳を迎えているので、そろそろお許しをいただけるんじゃないかと思っています」
全文は是非、本誌でお楽しみください。
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ギュウゾウ
(電撃ネットワーク)世界に誇るパフォーマンス集団「電撃ネットワーク」のメンバー。イベント情報は下記ホームページ、ブログをチェック!
電撃ネットワーク公式HP:http://www.t-shock.com/
ギュウゾウBlog:http://ameblo.jp/dengekigyuzo2006/